皆様、おはようございます。秘密結社猫のために生きよ 出山です。
さて、皆様にご報告しておりました通り、介入中の現場から猫がたくさん来ました。
1月から始まったこの現場、総合計オス3頭、メス3頭、
ぷれいずとびばんだむはうちから出ていき、
7月にさらにメス2頭の避妊手術が終わりリターン、
これからの明るい未来を夢見る子猫が4匹います。
さて、ここで皆様に問いたいです。
この子たちは
「私たち保護活動家のTNRが遅れてしまったばっかりに生まれてしまった命」
でしょうか。
それとも
「無責任な餌やりが餌だけやって何の責任も持たず、死んだらそれまでの命」
でしょうか。
今月わたくしが皆様に訴えたいことは
「無責任な餌やりを撲滅したい」
「保護活動者だけが泣きを見る時代を終わらせたい」
です。
こうやって訴えている間にも、無責任な餌やりは、エサを与えています。生まれてくる命に責任を取る気もない、話を聞く気もない、お金を払う気もなければ、周りの迷惑も考えない。
別に地域猫活動を否定する気は全くありません。
皆様、地域猫活動ってご存じですか?
文字通り、避妊去勢を済ませた一世一代の命を、地域ぐるみでお世話して見守る活動です。
ご飯はお皿に出して周りを汚さず、時間を決める。
トイレも設置してきちんと掃除をしている。
ゴミを荒らしたりまわりの迷惑への対策をしっかりとられている。
そんな活動を否定する気はありません。
現にここ、仙台市でも地域猫活動について広報があります。
わたくし共も皆様にご報告してきました通り、この現場に介入してからたくさんのお金を使い、避妊去勢を進め、時に皆様にカルカンのご支援をいただいたりして、ここまで来ました。
ぷれいずは、保護猫譲渡るーむ様へ。
びばんだむは、保護猫シェルターおうちにおいで。様へ。
移籍までさせて頂いて新しい出会いを待っています。
TNRという言葉も、ここ数年でずいぶん浸透したように思えます。
TNRのRはリターン、元居た場所に返す、ということですが、それは上記の地域猫活動がきちんとなされている、あるいはこれからきちんとされる前提だと思っています。
まあ悲しいことに、これ以上はキャパオーバーでお世話ができない、という悲しい理由でリターンされることも多いんですがそれはその活動者を責めるべきではないと思っています。
うちら保護活動者が何かの理由でパンクしたら、ただの多頭飼育崩壊です。
うちがリターンをしないで保護に踏み切った理由は、上記の地域猫活動が難しいと判断したからです。
それでも限界を迎え、7/26に人生初のリターンをしました。
我が秘密結社にとって、リターンするということは、朝外に出たらその子の遺体が道路にあっても黙って火葬場へ持ち込む、後で死ぬほど悔いて泣く。それほどの覚悟のいることでした。
うちが介入中のエリアには、複数のエサやりが存在します。
どの人たちも話を聞く気はなさそうです。というか、ないです。
持論を展開し、言い訳を並べ、情を誘い、まあよく喋る口を持っています。
猫の捕獲に関しても非協力的、というかこっちの事情ガン無視です。
エサも皿に出すわけじゃない、豆まきレベルで床やら何やらに撒いてるだけです。
しかも土日しかあげないとか訳のわからないのまでいるようです。
トイレの設置も難しいそうです。というか、自宅で飼育している猫の避妊去勢はおろか、自宅のトイレの掃除も4日に1回程度だそうです。
仙台市の避妊去勢の助成金の書類を一式渡してみたけど言い訳を並べていました。
そんな環境に、原則リターンをすることはできません。それが我が秘密結社の判断です。
ですがわたくし共も人間、今後はリターンさせる子も増えることでしょう。
そしてわたくし共はもう無責任な餌やりの説得をする気はありません。
はっきり言って時間の無駄です。時間はお金じゃ買えません。
そして地域のコミュニティに入れない、入れてもらえないことも分かってます。
もう聞き飽きました、「よそ者」って言葉。
わたくし共秘密結社は何も猫マンセー!!っていう感じではありません。
猫が嫌いな人もいる、そのうえで猫好きが猫嫌いを増やしてはいけない。と考えています。
もし自分の車の下廻りにキャットフードが散乱していたら、どうですか?
大切に育てた庭の花壇やお野菜が荒らされていたら、どんな気分ですか?
大事に貯めたお金で買った愛車に、ひっかき傷がついたら発狂しませんか?
餌やりを全面的に非難したいわけじゃないです。リターンした子には餌場や水がなければ死んでしまうし、現に地域猫活動がしっかり浸透して行えている地域もある。
餌をあげるならルールを守ってくれってだけの話です。
無責任な餌やりを撲滅したい。
そして、説得に多くの時間をかけるよりも目の前の1匹を助けたい。と日々動き続ける保護活動者たちが泣きを見る時代も終わりにしたいと思っています。
平和に話し合いで解決できるならそれが一番いいです。
でも上記の通り、持論を展開し、言い訳を並べ、情を誘い、マジではっきり言って話し合いにならない場合も多いです。
それらを「仕方ない」「自分たちがなんとかすれば助けられる」と自己犠牲たっぷりの精神も良くないと思ってます。
現に無責任に餌だけやった奴らが増やした命の為に、身銭を切って支援をしてくれる人がいる。
現在把握できている分だけでカルカン実に28箱。448パウチになります。
そしてその現実をエサやりたちは受け入れてくれそうもない。
生かすために支援をしてくれる人がいるのに、簡単に「死んだらそれまでの命」「轢かれたらそれまでの命」とか言ってくれちゃう奴もいる。
もう終わりにしましょうよ。無責任なエサやりも、保護活動者達が泣きを見る時代も。
一緒に声を上げていきませんか?
自分の親がそういったことをしていたら話をしてみる。
近所にそういった方がいたら、声をかけてみる。
お住まいの地域の町内会等に声をかけてみる。
動物愛護センターに電話をしてみる。市区町村の動物関係の課に相談をしてみる。
市区町村が出している地域猫活動のパンフレットを渡してみる。
逆ギレされたら遠慮なく警察を呼ぶ。
最近はね、SNS等を見ていると「庭に来るようになった猫を保護して迎えたい」「飼ってあげられないけど自分に出来ることはないか」など、前向きにいい時代になってきたなって思ってます。一方で頭の中が昭和あたりから抜け出せてない人もいます。何度も言いますが別にエサやりを全面禁止したいわけじゃないです。ルールを守ってほしいだけです。
猫のことを嫌う人が増えないように。
自分がなんとかすれば…と抱え込んで泣きを見る保護活動者が減るように。
これからを生きる子たちが保護活動者の道を選んだ時に、泣きを見てばかりの世界にならないために。
わたくし共は、本気でそう思っています。
よって8月から「無責任な餌やり撲滅運動」を展開、やれることをやれるだけやってみます。
秘密結社猫のために生きよ
出山 環生
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