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2025年1月6日 ライブ配信原稿

執筆者の写真: 環生 出山環生 出山

更新日:1月8日

おはようございます。あけましておめでとうございます。秘密結社猫のために生きよ 出山です。昨年はたくさんの方々に応援、ご支援いただき、またうちのファミリーや保護子たちに関心を寄せてくださり、誠にありがとうございました。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。


活動開始から2024年末の時点で

・保護頭数 17頭

・TNR対象 2頭

・移籍させた子 6頭

・おうちが見つかった子 4頭

となっております。移籍させたCLSがまもなくトライアルに行きますので、正式譲渡となった場合はおうちが見つかった子は5頭になります。

収支報告はホームページにリンクがありますのでそちらをご覧ください。ちなみに活動開始から累計支出は80万オーバーとなっております。これには毎日かかるフードや猫砂、ペットシーツ代はほぼ含まれておりません。それ含めたらたぶんもっとすごい額になると思います。


今日は2025年の活動予定並びに、ご報告がございましたのでライブ配信をさせて頂いております。ぜひお聞きいただけますと幸いです。


まず、夫婦で慎重に議論した結果、秘密結社猫のために生きよ は2024年12月31日をもちまして外猫の捕獲並びに保護を完全に停止いたしましたことをご報告申し上げます。

今後はいかなる理由があろうとも外猫の捕獲作業はしません。依頼が来ても協力できることは99%ないと思っててください。


理由を挙げさせていただきますが、

まず物理的に無理なこと。 わたくし共は仕事の性質上現場の下見に何度も足を運んだり、捕獲期の設置に許可取りをしたり、理解を得られるまで長々とお話をしたり、設置した捕獲機を頻繁に見に行くことができません。

何度も書いてますが今までは捕獲だけボランティア様にお願いをしていましたが、その方も持病がありとても簡単にお願いが出来る状況ではありません。

捕まえたら終わりじゃないです。病院にもいかなければならないし何もしなくても里親様が決まるほど甘い世界じゃありません。譲渡会に毎回出られるほど希望休なんてものはないです。時間が圧倒的にないんです。


次に、キャパの問題です。現在自宅で迎えると決めたファミリーたちに保護子たちが5匹以上います。場所的にも次から次へと受け入れられる余裕はありません。うちは持ち家でもありませんし大手団体のようにお掃除や通院のボランティア様などいません。慣れていないシャーシャー猫を慣れさせるというのは至難の業でして、こちらも慣らしボラなどいませんので自分たちでやってます。

SNS投稿、里親募集サイトへの投稿、毎日のご飯、トイレ掃除、健康状態のチェック、通院、提携先との打ち合わせやお声がかかれば対応や準備、すべて自分たちでやっております。これ以上保護子を抱えることは、自分たちにとっても、保護子たちにとっても、何よりファミリーにとってもいい事とは思えません。


最後に金銭的な問題です。今日にいたるまでわたくし共は一度も銀行口座の開示も、Paypayのコードの公開もしてきませんでした。amazonほしいものリストも常時公開しているわけではなく、本当にやばいときだけ限定的に公開をしておりました。譲渡の際の譲渡一時金、獣医師会などの助成金、直接お会いしたファンの皆様からの手渡しによるご支援、物資支援が収入の一部でしたが、それ以外は自分たちの働いた給与から出してます。わたくし共はローンを組んだり消費者金融でお金を借りることができない、夫婦そろってブラックリスト入り状態です。頭を下げたら金を貸してくれる親戚も友達もおりません。世帯年収600万程度のうちは、これが限界です。


もし「かわいそう」の気持ち一心で保護したとして、その子がFIPやパルボだった場合、治療費を出すのも苦労しますが、感染力の強さで他の子たちに感染した場合の甚大な被害を考えたらわたくし共にはこれが限界であると感じました。


以上の点から、今後の外猫の捕獲並びに保護は停止させていただきます。



そして上記の理由に派生してのお話にはなりますが、今後の事について少しお話をさせてください。


今後は秘密結社猫のために生きよ 最初の活動方針であった「適正飼育の啓発 ねこはうち」「保護活動支援」に、舵を切らせていただきます。


先ほどお話した通り、うちは夫婦そろって金融ブラックです。どこからも借りられません。頭を下げたら金を貸してくれる親戚もいません。金融ブラックって書くとなんとなくぼんやりとしか伝わらないと思うのでバカ正直に言いますと、おやぢは昨年仙台地方裁判所から免責がおりて自己破産となっております。わたしは2018年にブラック企業勤めで死のうとして失敗し、当面の生活費とデイヴィッドちゃんたちの生活を守るためにカードローンを限度額めいっぱい借りて生活を立て直し、結局弁護士さんに頼んで債務整理となっております。ちなみに今年完済予定ですがあと5年はおそらくブラックです。後がないんです。

自分たちが提唱している「適正飼育」「終生飼育」を、まずは自分たちがやらなければ。

できもしないことを提唱してもしょうがないので、自分たちがまずそれを守っていこう。という次第です。

ファミリーたち上の子今年で10際になります。デイヴィッドちゃんにいたっては肥大型心筋症であることはご報告の通りです。定期通院や薬代、すごいかかってます。ペット保険が無かったら今頃詰んでいたかもしれません。

まずは自分たちが提唱していることを、自分たちがしっかりやる。

適正飼育#ねこはうち。

終生飼育。命尽きるまで。

自分たちがしっかりやっていきます。

2025年もねこにすとに応募し続け、自分たちに出来るかたちで訴えていく所存です。


わたくし共夫婦、この活動を始めて3年目になりますがたくさん見たくないものを見てきました。頭を抱えることも、感情的になる事も、たくさんありました。


皆様にSNSやネコノートでお披露目してきたすばる・ミト、おうちにおいで。様へ移籍させた しらす・ルポの母親たちはTNRという形でリターンをしました。リターンはこの2匹が最初だったんですが、どれだけ胸が張り裂けそうだったか。後悔しかしてません。今日生きててほしい、明日も生きててほしい、ずっと家においてあげられなくてごめん、どうか生きててほしい、車にひかれないでほしい…地域猫として管理することもほぼ不可能でした。理解してもらえそうもなく話を聞いてもらえるわけでもない。ビラを入れれば不審者扱い、永久にこの地に住むならそりゃあ少しは粘り強く会話を続けたかもしれませんが、わたくし共は仙台に永住したわけじゃありません。時期が来たら千葉県に帰ります。こっちでいうところの「よそもの」です。

それがわかってて外猫の保護活動を続けたり依頼を受けてTNRを続けるのはちょっと違うなって思うところもありました。自分たちがいなくなった後、跡を継いでくれる人もいないですしね。人徳がないもんで。


それから、もう公になっているので言いますが、先日仙台でも有名な大手保護団体「おりたてネコものがたり」代表様がお亡くなりになりました。遅くなりましたがご冥福をお祈り申し上げます。

しかし猫74頭が路頭に迷う大惨事です。猫たちは代表の息子さんが所有権放棄をし、協力団体様たちが手分けして引き取ったようです。Xやスレッズでも書きましたが、うちら保護活動者は命を助ける立場でありますが、ぶっ倒れたりしたらただの多頭飼育崩壊です。この件に関しうちは代表様と顔を合わせたこともないので静観しておりましたが、明日は我が身とはこのことです。

倒れなくても、このご時世ですから会社が倒産して無職、再就職できたとしても収入が激減、なんてことはあり得ます。


何度か譲渡の現場にも立ち会わせていただいたり、他団体の譲渡条件を見させて頂いたりしながら、夫婦で将来の事をしっかり話し合ったりしました。

うちらが年老いてジジババになったとき、譲渡してくる団体ないよね~ とか

うちらDINKsだし譲渡の際の保証人とか無理ゲーだよね~ とか

退職金なんて雀の涙だろうし、年金生活もしんどい額だろうね~ とか

いろんなことを、2人で話し合いました。

猫の寿命が伸びている今、きっとうちらがジジババになる頃にはもっと医学も進んで寿命ももっと延びるよね、きっとみんな20歳まで生きてくれるよね、とか。

2025年、デイヴィッドちゃんやりぃたん、りまみは10歳。うちら36歳。

2035年になったらデイヴィッドちゃんたちは20歳、うちら46歳。

そのころにはりむ汰は17歳、りなは15歳。

2045年になったらうちらは56歳。大体の保護団体が誰も猫を託してくれなくなる。

2050年には年金の繰り下げ需給が出来る年になってる。

皆様は家族で将来設計について話し合ったことはありますか?

人生設計ですから、途中で狂うところはあるだろうけどうちは55歳過ぎたら動物の飼育は終わりにしよう、やめようと決めました。

公表しております通り夫婦そろってガソリンスタンド勤務なもので、国は今ガソリン車をなくそうとしているようですし、どうなるかわからないんです。


なので、わたくし共個人のわがままとして

譲渡対象から外しておりましたスバル・今のところ提携先に出せないミトを自分たちの子供として迎えることにしました。この子たちが老衰で天寿を全うする頃にはもうおそらくどこの団体も譲渡はしてくれないでしょう。

まあその頃にはきっと様々な動物に対する問題が片付いてくれててほしいと思ってます。外猫なんていなくて、虐待もなくあったとしても厳罰化されてて、ペットショップもブリーダーもクリーンで、保護団体だけが泣きを見る時代が終わり、無責任な餌やりがいなくなって、いい時代になっていると信じたいです。



外猫の捕獲保護をやめ、適正飼育の啓発に重きをおき、すばるとミトを迎え…世間一般の保護活動からは手を引きますが、今保護している保護子たちは責任をもって里親様を探しますし、保護活動支援は続けます。

うちの子免許証をはじめとして、提携先でもある保護猫シェルターおうちにおいで。様でのお手伝い、ネットやSNSが苦手な保護団体様の代わりにホームページの作成代行やSNSの投稿代行等、やれることをやっていくつもりです。


長々とお話をさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

最後にまとめさせていただきます。

秘密結社猫のために生きよは今後、外猫の捕獲・保護をやめます。

これからは適正飼育の啓発、保護活動支援に舵を切ります。

夫婦で話し合い将来設計を考え、すばるとミトを自分たちの子供として迎えます。

自分にできることはまだあると信じ、保護活動支援としてやれることはやっていくつもりです。

現在抱えている保護子たちは責任をもって里親様を探すなり提携先に出すなりしていきます。


以上、ご報告となります。

お聞きいただき、ありがとうございました。

2025年もどうぞよろしくお願い致します。今年もうちの保護子たちにあたたかいエールをお願い致します。


また先方と何も話し合ってないので勝手に考えているだけですが、じわじわと人気を伸ばす奇跡の男・びばっちの生誕記念を2月に計画しています。しらすのトライアルが始まったらぼちぼちおうちにおいで。サイドと企画について話し合って決めようと思ってますのでそちらもどうぞご期待ください。


それでは第一部ライブを終わらせていただきます。

ご試聴、ありがとうございました。





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