おはようございます。秘密結社猫のために生きよ 出山です。
3月22日は「さくらねこの日」でした。(更新が遅くなってすみません)
どうぶつ基金 様では
さくらねこ短歌コンテスト というものを実施していたようです。
はい。今日のブログタイトルの句はわたくし出山が考えてみました。
(応募はしていません、出遅れました)
さくらねこ ご存じですか?
さくらねこは、不妊手術済みのしるしに、耳先をVカットした猫のこと。
耳先のVカットが、桜の花びらのようなので、「さくら耳」といわれるようになりました。
不妊手術をしていないことが原因でノラ猫たちが増えていく。それは猫にとっても不幸なことであり、地域の人たちに迷惑をかけることに繋がります。
そうならないように、ボランティアさんが猫たちを獣医さんのところへ連れて行き、不妊手術をしてもらいます。この手術の時、麻酔中の痛くない間に獣医さんが耳先を桜の花びら形にカットして、手術済みのしるしにするのです。
このメッセージがないと、手術済みの猫がもう一度保護され、麻酔や開腹手術を2度される危険があるので、とても重要なしるしです。
私たちは、不幸な猫たちを増やさないために活動を続けること、30年。今では全国の行政や動物愛護団体がさくらねこTNRを進めています。
単に耳をカットしただけの猫ではないってことです。
避妊去勢を済ませ、一世一代限りの命を生きていく猫のこと。
↑次女 りまみちゃん
うちで迎えたわけですが、病院に預けてポケモンGO横浜イベント向かおうとしたら病院から鬼電がかかってきて、おなかのなかみが空っぽ、子宮も卵巣もないということでした。
つまり不必要な開腹をしてしまったわけです。
ってことは誰かが飼ってたんじゃね?って思うわけですが残念ながら警察に届け出てから3か月誰からも迎えがないのでうちの子にしました。
↑3女 りなこちゃん
突然捕獲機に入ったこの子は、1か月後に予約を取った避妊手術で妊娠が分かり、堕胎手術もすることになりました。今思い返しても胸が張り裂けそうです。妊娠と出産をこの若さで繰り返し、取り出した卵巣も子宮もボロボロだったとのことでした。当時まだ2歳の子が。
生まれてこなければよかった命なんてありません。
だからいつも悩み、悲しみ、頭を抱えながら生きてます。
我が秘密結社猫のために生きよ は上記次女りまみちゃんの事例から、すべての保護子たちに耳カットを徹底しています。
勿論ずっとのおうちを探して里親募集に出したりするわけなんですが、万が一脱走、迷子になったとき、ラッキーなことに親切な方に拾われたら。不必要な開腹をしなくていいように。そして去年だか一昨年に動物界隈を賑わせた虐待アカウントが申していた「地域猫とかには手を出さない」という言葉から耳カットを徹底しています。
現段階で介入中の仙台市宮城野区の現場の子たちも全員耳カットをしています。
ただうちは地域猫活動に消極的です。外飼いなんてもちろん断固拒否です。
なんで消極的かって?
避妊手術を終えて現場に戻した猫たちは、一世一代の命を生きていくわけですが、エサだけやってりゃいいわけじゃないでしょう。その子たちだっておしっこもうんちもするわけですよ。で、誰がトイレを設置したり掃除をしたり近隣住民と粘り強く話をするわけですか?その子たちがケガをしたり病気をしたら、かわいそうに…とだけ呟くんですか?
もちろんこれらの問題をすべてオールクリアして地域猫活動を推進している地域や団体様、ボランティア様には深く敬意を表します。
でも交通事故のリスクだってないわけじゃないんですよ。その時誰が病院連れてって治療してもらうんですか?亡くなってたら誰が回収してお骨にするなり埋めるんですか?
そりゃあ日常の一部に猫がいて、いつもの帰り道よく出会う猫がいて癒しをもらって…とかのストーリーよく聞きますけど。自分だけ癒し貰っといてその子に何かがあったとき何もしないのは、「かわいいの搾取」じゃないんですか?
勿論さっき書いた通り問題をすべてオールクリアして地域猫活動を推進している地域や団体様、ボランティア様には深く敬意を表します。
し、これを機に地域猫を取り巻く環境について考えることや、外の子を迎える選択を考えることについてもすごくいいと思ってます。
我々保護活動側もリターン時にはよく考えねばなりません。
エサやり禁止の看板が立てられてしまったとき、その子たちは生きる場所を失ってしまう。
今回の短歌コンテスト、入賞作品をすべて拝見させていただきましたが非常に面白かったです。是非皆様もご覧になってみてはいかがでしょうか?
そして今回の短歌でひとつでも心にクリティカルヒットするものがあれば、一緒に考えてみませんか。さくらねこについて。
これから猫を迎えたい方。耳カットについて、りまみちゃんの事例をもとに考えてみませんか?いつ何が起こるかわからない世界に生きてるんだから。
あ、耳カットって本当に獣医さんのセンスがモロ出ますよ。それがまた面白い。
りまみのカットをしたI先生、りなこのカットをしたO先生、せせりのカットをしたM先生…先生の数だけ、耳カットがある。いやー、実に面白いですねえ。
もうすぐ夜が明けます。ドライバーの皆様、今日も小さな命を轢かないようにお願いします&いつも安全運転ありがとうございます。
秘密結社猫のために生きよ
出山 環生
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