こんばんは、秘密結社猫のために生きよ 出山です。
先日10/18ですね、サニーカミヤ講師が仙台にやってくるとのことで4月参加できなかった「事業者向けペットライフセーバー」を受講してきました。
先生が結構ものをスパスパ言う方で、オブラートに包んだような言い方をしない方だったので逆にそれが良かったです。
またグループディスカッションを多く取り入れてくださったおかげで、新たな人との出会い、つながりもできました。
秋田や山形から来られている方も!
今回の受講によって救命の順序やポイント、災害時の動きや備えを学ぶことが出来ました。
ただ事業者向けではあったので、一般向けも受けてみたいなとは思いました。
それと高齢化してきているファミリーメンバーの為に、トライアングルケアも受講してみたいなとは思いました。
↓講義中相棒となってくれた茶トラのぬいぐるみ↓
トリマーさんの参加が多かったように感じられます。
おそらく保護活動者としての参加はうちだけだったのではないか…?
学んだことを生かせる日が来るのだろうか。
ななちゃんのような子を助けられる日が来るのだろうか。
今度こそ助けたい。
でもできれば、ななちゃんのような子を助けたいのではなく、彷徨う子自体がいなくなってほしい。
なんとも複雑な気持ちながら参加してきました。
そして、事態は起こります。
10/19、なんと通勤途中の道路でワンワンを発見…
前のトラックが急に車線変更したのでなんだろう?と思ったら…犬…
前後左右確認後、左側に車を寄せてハザード。てちてちと歩くワンワンを保護しました。
後続車両に轢かれたら終わりだなー怖いなーって心の底から思いました。
でも、ほっとけなかった。
あのままワンワンを放置して誰かに轢かれてたら、もっと後悔する。
絶対に後悔したくない。
前のトラックの運ちゃんがよけてくれなかったら、病院へ搬送か、泣きながら遺体の回収か。そうなってました。
絶対に助ける。
その思いひとつで必死に保護しました。
時間が時間だったので交番へ。向かいながら電話で夫氏にキャリーとふかふかの毛布とペットシーツを持ってくるように頼み、交番で落ち合うことに。
ワンワンはとても小さく、うちの猫よりも小さくて、元気よく吠えることもありませんでした。
ふかふかの毛布を敷いたキャリーに入れると、ゆっくりとくつろぎだしました。
そのままキャリーも毛布も貸与することに。
飼い主が見つからなかったら、どうしよう。
それだけが怖くてTwitterで一生懸命に拡散希望を出しました。
たくさんの方の目にとめていただき、本当に感謝しかなかったです。
ワンワンは次の日仙台東警察署へ移動し、そこからアニパル仙台へ移動。
無事に次の日には飼い主が見つかりました。
飼い主の顔も名前も、いまだに知らないままです。
でも画面の向こうで、ワンワンが無事におうちに帰れたことを心から喜んでくれる人がたくさんいて、本当にうれしかった。
あの時目にとめていただき、拡散してくれて、ワンワンがおうちに帰れたことを一緒に喜んでくれた画面の向こうの皆様、本当にありがとうございました。
名前も知らない飼い主さん。
おそらく今後会うこともないだろう飼い主さん。
わたしたちの分まで、小さな命、抱きしめて過ごしてくださいね。
ななちゃん、生きたままの命助けられたよ。
そして猫と暮らす皆様。
ツイッターを開いて「#迷子猫」って探してみてください。
どれだけの数の子が迷子になって、おうちに帰れずにいるか。
どれだけの飼い主さんが悲痛な思いをしているか。
是非実際に見てほしいです。
家族が戻ってこない絶望なんか感じてほしくないんです。
だから「ねこはうち」してください。
もしお外に行って帰ってこなくなって、
その間ゴミを漁ったりして飢えをしのいで、
それを別の人に不愉快に思われたりしたら?
もし「うちの子」を助けようとしてくれた方が別の車に轢かれたりしてケガをしたり亡くなってしまったら?
常に最悪の事態を想像できるようになってほしいんです。
勿論希望も捨てちゃいけませんが、希望を捨てないでいいのは常にDo the bestを尽くした方だけです。
厳しい言い方ですみません。
実際にペットライフセーバーを受講して、気を付けるべきポイントを思い出しながら、実際に命を救った。噓のようで本当の話。
色んな意見があるとは思いますが、わたくし個人としては受けてよかったと思ってます。
わんわん、しっかり生きていけよ!
【編集後記】
ちょっと個人的にあんまり書きたくないんですが、一言だけ言わせてください。
「おまわりさんよぉ、命ナメてんじゃねえぞ?」
マジでますますサツが嫌いになりました。
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